沖縄情報局

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沖縄移住者が間違いやすい!ご近所付き合いの基本

沖縄での移住生活ではご近所さんとのお付き合いはとても大事です。でも横社会の沖縄では付き合い方にもコツがあります。では移住生活を楽しむために知っておきたい沖縄のご近所付き合いの基本とは?

ハイビスカス

沖縄に移住をする目的にはいろいろあると思いますが、トップ3の中には「沖縄の自然に囲まれた田舎暮らしがしたい」が必ず入っています。確かに沖縄の自然に囲まれる暮らしは、都会のごちゃごちゃとした暮らしで疲れ切った心を癒してくれるはずです。

でもそもそも沖縄は「横社会」がベースです。観光客としてあなたが沖縄の人と接するときは、地元の人は「おもてなしの心」で接します。だからとってもフレンドリーで丁寧な対応をしてくれます。

ところがあなたが地域の住民となったときには、同じような対応をしてくれません。特に小さな集落の中で田舎暮らしをするのであれば、「沖縄は横社会である」ということをちゃんと理解していないとうまくご近所さんともお付き合いが出来ません。

考えてもみてください。沖縄の田舎はこんなところなのですよ?

田舎

こんな小さな川一つでも、手前側の集落と奥の集落では全く違います。目の前に家があったとしても、そこにたどり着くための橋が近くなければ「近いのに遠いご近所さん」です。まして集落によって風習も違いますし、地域住民との付き合い方も違います。

ましてもっと厳しい言い方をすると、お隣に住む人の家に行くまでに車がないとたどり着けないことも田舎ではよくあります。

しかも田舎では日中は畑仕事をするか、暑さ対策として家の中で静かに過ごしているかのどちらかです。

畑仕事

車を走らせていても歩道を歩く住人に出会えることはほとんどありません。そもそも田舎では車がなければ買い物もできませんし、お友達の家に遊びに行くこともできません。さらに目的がないのに外を歩くことも滅多にありません。

これが沖縄の田舎の現実です。

ご近所さんであってもすぐ近くにいるとは限りません。もちろん小さな集落であれば住宅が密集している地域も多いです。でもこのような地域によそ者としての移住者が地域の中に入り込むことはとても大変です。

沖縄では横のつながりを大事にするとは言いましたが、それと同時に上下の関係も大事です。目上の人に対しての敬意は常に重要ですし、同世代であっても年齢・経験はお互いに意識しています。このルールを守らずにいきなり順序を飛ばして挨拶をすると、「こいつは地域のルールを何もわかっていない」ということになります。

これはご近所さんへのあいさつ回りのときでも同じです。このルールを無視して一般的な常識の範囲であいさつ回りをしていくと、相当高い確率で地域デビューに失敗します。

私は沖縄の中でも住民同士の結束力が非常に強い田舎の地域で仕事をしているので、最初はいろいろとやらかしました。ただ私の場合は仕事が関係していたので、失敗してもめげずに何度もアタックしていくうちに何とかなりました。でもこれが日常生活の中でのご近所づきあいとしてやっていたのであれば、間違いなく相当早い段階で心が折れていたはずです。

田舎でのご近所付き合いの基本

田舎でのご近所付き合いは、まずその集落を取りまとめている人に自己紹介を兼ねて挨拶に行くことから始めます。田舎に行くと大抵公民館があります。この公民館にはその地域の区長がいます。この人に「この地域に移住してきました○○です。何もわからないので、まずは区長さんに挨拶に来ました。よろしくお願いします」と挨拶をします。

でも区長さんは基本的に男性ですし、地域によってはよそから来た人(特に移住者)に対してあまり良い印象を持っていない人もいます。ただ公民館には必ず区長の仕事をサポートする女性スタッフ「書記さん」がいます。書記さんもその集落のことをよく知る人ですし、女性であることもあってとても親切です。ですから区長さんの代わりに対応してくれることがよくあります。

これが田舎のご近所付き合いのすべての始まりです。

区長に挨拶をすれば、区長を通じて集落内にあなたが移住してきたという話が広まります。さらに書記さんを通じて集落の中のルールや主だった場所(買い物や集会所、地域の集まりなど)を教えてもらうことが出来ます。しかもものすごくフレンドリーな書記さんだと、自らが運転する車にあなたを乗せて集落をまわり住人にあなたを紹介してくれたりもします。

実際にこの方法で地域の人と挨拶をした方が相手から無駄な不信感を買うこともありませんし、効率よくあいさつ回りをすることが出来ます。本当に近くに住むご近所さんへの挨拶は、区長・書記さんへの挨拶が終わった後でも正直なところ問題なしです。ですから田舎暮らしを夢見て沖縄移住をするのであれば、この挨拶のルールは基本として覚えておいてくださいね。

新都心

沖縄でも都心部になるとほとんどご近所づきあいはありません。戸建て住宅に住むのであれば、せいぜい「向こう三軒両隣」のご近所付き合いで問題ありません。

ただ都会に住んでいても小さい子どもがいる場合は、保育園や学校行事などを通じて保護者同士の付き合いが生まれます。ですから子供がいるというだけでも都会での友達作りは簡単にできます。

ところが早期退職して沖縄での移住生活をするとなれば、このような都会のど真ん中に住んでいてもなかなか友人を作る場は見つかりません。

そもそも都会にいれば買い物に困ることもありません。車がなくてもバスやモノレールで大型ショッピングセンターに行くこともできますし、レジャーを楽しむにしても公共交通機関が充実しているので不便なことはありません。

さらにサービス業で働く人が多い都心では、大型スーパーでも24時間営業していることが多いです。もちろん夜遅くでも朝早くでも利用する人はたくさんいます。

リウボウ

でも田舎であれば買い物をする場所が限られていますから、毎日の買い物に出かけるだけで顔なじみになる店員さんやお友達ができます。ところが都会ではそんなことはまずありえません。つまり沖縄であっても都会での人付き合いは「距離感がある」が基本なのです。

都会でのご近所付き合いのポイント

都会でのご近所づきあいは「適度な距離感をもつ」が基本です。田舎と比べると非常にドライな付き合いが多いのですが、それは住民の入れ替えが激しいということも関係します。特に一人暮らし用の賃貸住宅が集まっている地域では、お隣に住む人がどんな人なのか知らずに住んでいる人も多いです。これは沖縄に限らず全国どこでも共通していますよね?

ただ沖縄ではそうはいっても横のつながりが大事です。本当にお友達を作りたいのであれば、自分から人が集まる場所に足を運ぶことが大事です。同じ時間を共有することが沖縄の人付き合いの基本になりますし、そこで1人でもお友達が出来るとその人を通じていろいろな人を紹介してもらうことが出来ます。

でもあまりガツガツした印象があると、沖縄の人はあまり良く思いません。ですから節度をもって適度な距離感でお付き合いをスタートしていくことが、都会に移住するときのご近所付き合いのポイントになります。