
石垣島は一日で一周できる島です。市街地から離れて北に向かってドライブするとうっそうとした森が迫るように広がっています。北部にはどんな見どころがあるのかご紹介します。北部をドライブするときに参考にしてください。
一度行くと忘れられない絶景が待っている平久保崎灯台
なんといっても一番の見どころは石垣島最北端の地にある平久保崎灯台です。平久保半島の先端に建つ灯台と「石垣島最北端の地」の標識が目印です。なだらかな牧草の緑が広がる牛たちの放牧地の中を進んだ先に、サンゴ礁に囲まれた壮大な海の絶景が180度開けてひらけます。「石垣島の中でもベスト3に入る絶景スポット!」「地球の丸さを見られる」などの絶賛する声も多数聞かれます。
晴れた日には多良間島まで見渡せます。展望台から見下ろせる浜はウミガメの産卵地になっていたり、近くには絶滅が危惧される石垣島でも限られた場所にしかないヤエヤマシタンの自生地があるなど動植物にとっても貴重な場所なのです。
石垣市街地からは車で1時間ほどかかります。バスは使えないのでレンタカーかタクシーでのアクセスしかありません。無料駐車場がありますが8台分しかありませんので、ハイシーズンは停められないこともあります。
晴れていれば石垣島一の絶景が見られるかも!?野底岳
川平湾からもひょっこり顔をのぞかせている愛嬌のある形をした山です。何か下をのぞき込むような姿勢になっています。標高282メートルでそれほど大きな山ではありません。山頂までの登山を楽しむこともできます。頂上までは約一時間かかりますがそこからの眺めは360度広がる大パノラマの絶景です。
北へ広がる平久保半島の山並みや西方の野底海岸はすばらしいの一言。さらに遠くを見てみると川平湾やクラブメッド、東の方には玉取崎展望台やその向こうに広がる海岸線が見えます。「晴れていればここが石垣島で一番の絶景スポット!」と太鼓判を押す声も聞かれます。
かなり険しい道もありますのでビーチサンダルなどは不向きです。最低でもスニーカーを履いて登りましょう。あまり歩きたくない人は頂上までの近道を使うこともできます。
石垣島のミニアマゾン!?吹通川(ふきどうがわ)
ここの川にあるマングローブは、石垣島で最大規模、市の天然記念物に指定されている貴重なものです。今にも川を覆いつくしてしまいそうなエネルギッシュなマングローブは熱帯・亜熱帯地方の海岸や河口域の泥地に限って群生する植物群を見る事が出来ます。おもにヒルギ科の常緑樹によって構成されています。
橋の受けから眺めるだけでも楽しいですが、車を止めて橋の下に降りることもできます。でも水中に根を張る奇妙な姿をしたマングローブを間近で見るにはカヌーツアーに参加するのが一番です。その不思議な生態とそれを取り巻く生き物たちの姿を手に届く距離で見られますよ。小さいですが駐車場もあります。うっかりすると通り過ぎてしまうので気を付けて。
石垣島サンセットビーチ
久宇良海岸の別名が石垣島サンセットビーチです。手付かずの自然が多く残る美しいビーチです。真っ白な砂浜に透明度の高い海の底にはサンゴ礁が広がり、干潮時でも泳ぐことができます。ハブクラゲ防止ネットも張ってあるので安心して泳ぐことができます。駐車場、シャワー、トイレ、更衣室は有料で使用することができます。
パーラー売店もあり便利です。パラソルやシュノーケルセットのレンタル、シュノーケリングツアーなどのアクティビティもあります。
- 住所:〒907-0331 沖縄県石垣市平久保234
- 営業時間:5月1日~10月15日まで9:30~18:00
- TEL:0980-89-2234
石垣島の北部に行けば行くほど自然が手の届く距離になっていきます。行く際に参考にしてみてくださいね。