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沖縄の観光地「備瀬のワルミ」が立ち入り禁止!観光マナーとは?

備瀬のワルミ

つい先日パワースポットとしても有名な「備瀬のワルミ」が観光客のマナーの悪さから、立ち入り禁止になってしまいました。御嶽としても崇められている備瀬のワルミは地元の方がとても大切にしてきた場所です。今回は観光マナーについて考えてみました。

パワースポットとしても有名で、地図に載っていない貴重な場所として知られる「備瀬のワルミ」ですが、7月14日に備瀬のワルミにつながる道を金網や有刺鉄線で塞がれ、立ち入り禁止となりました。

備瀬のワルミは地元の方が御嶽と崇めている場所でもあり、昔からとても大切にされてきた場所です。神が降り立った場所と云われ数年前までは「知る人ぞ知る」な場所でしたが、3~4年前から有名になり、ここ最近では毎日のように観光客が訪れていました。

備瀬のワルミへ続く唯一の小道は私有地であり、国や行政のものではなく住人のものですが、そこにゴミを捨てたりレンタカーで出入り口をふさいで地元住民の生活に迷惑をかけたり、写真を撮るのに邪魔だからと洗濯物をどけるように言われた住民もいたそうです。

そんなことが続いた結果、備瀬のワルミへ続く小道の所有者が入り口に金網や有刺鉄線をしてふさぎました。備瀬区長は「長い目で見た話し合いが必要」だと言っていて、今後入場料を取ることなども検討しているそうです。

沖縄にはキレイな海があり、有名な観光地があって、景色も良く1年を通してたくさんの観光客が訪れます。有名な観光地は施設であったり、運営会社がキレイに保っている場合もあれば、地元の方がご厚意で清掃や観光のお手伝いをしている場合もあります。

備瀬のワルミやフクギ並木は備瀬地区の住民が生活している場所なので、住宅街と何も変わりません。ですが、昔から景色の変わらないその場所は、観光地としてとても有名になりました。料金もかからずキレイな景色を楽しめて、更にパワースポットでパワーも貰える…とても嬉しい話ですが、そこで生活している人がいることを忘れてはいけません。

グクギ並木

こういった事例は今回だけではなく、離島などでも多く取り上げられています。火の後始末や深夜遅くに騒ぎ立てるなどした観光客のせいで、テントで野宿をしたりバーベキューを行うことを禁止にした離島もあります。

普段自分が生活している場所を「キレイだから見て行ってね」と開放しているのに、ゴミを捨てられ、ウエディングフォトを撮るのに邪魔だから洗濯物をどけろと言われ、更に自宅の敷地に勝手に人が入ってきたら、皆さんはどう思うでしょうか?

沖縄では「ビーチの近くを水着で歩くのは観光客だけ」と言われています。住宅街を抜けた先にある管理されていないビーチはどこも人気スポットですが、その近くでは普通に生活している人がたくさんいるのです。

私たちは旅行に来ているのだから!と自分たちの楽しさばかりを優先して、地元住民への配慮が欠けるのはいかがなものでしょうか。

沖縄だけではなく、日本には離島がたくさんあります。有名旅行地として人の出入りが多いのは、日本中に言えることです。昨今、外国人観光客のマナーの悪さが取り上げられていますが、まずは自分たちのマナーについて今一度考えてみましょう。

立ち入り禁止の場所に入っていかない

これは上記で述べた備瀬のワルミも同じですが、沖縄には「琉球信仰」といって聖地とされている場所があります。御嶽もその1つです。信じるものは人それぞれですが、キレイだから、行ってみたいからと勝手に入っていくのはよくありません。

また年間を通して温暖な気候なので、海水浴を楽しむ観光客の皆さんも多いと思います。海には干潮・満潮・大潮といった潮の流れがあり、海水浴を楽しめる場所と危険な場所があります。人のいない場所には理由があります。立ち入り禁止の場所には近寄らず、安全に観光を楽しみましょう。

水着や上裸でウロウロしない

これは特に離島で言えることですが、そこで生活している人たちがいます。水着でふらふらと観光したり、入れ墨を見せて歩くのは地元の方からすれば気分の良いものではありません。

また海水浴の後に濡れたままお店に入るのもやめましょう。海水浴の後、きちんとシャワーを浴びなければ塩が残って掃除が大変になります。必ず服を着てビーチに行き、服を着て帰ってきましょう。

台風や荒天時には離島に行かない

本島であればよほど酷くない場合には遊びに行ける場所もありますが、小さな離島は主に自然が観光資源になっています。

また離島は台風や荒天の被害を受けやすく、住民は自分たちの生活を守ることに精一杯です。離島で宿泊出来るのは多くが民宿ですが、フェリーなども欠航になるため、台風や荒天時には帰るように促されます。なんとかなるだろう!で、なんとかならないのが沖縄の台風の怖いところです。天候が悪くなったら速やかに帰って、安全な場所に避難しましょう。

離島では出来るだけ高額紙幣を使わない

離島や沖縄でも北部の方では、出来るだけ高額紙幣を使用するのは避けましょう。宮古島のお隣、伊良部島に行って郵便局で7万円をおろしたところ、全て1000円札だったという話を聞いたことがあります。

お金

そのくらい離島では高額紙幣を使用する機会がなく、またお店で高額紙幣を出してもおつりが小銭しか用意されていない場合もあります。沖縄本島や空港等で高額紙幣を細かくしてから、離島に遊びに行くようにしましょう。

ゴミは必ず持って帰りましょう

沖縄では各市町村に1ヶ所ゴミ焼却施設がありますが、離島では大きくまとめて市町村なので、船でゴミを運んでいる場合もあります。フェリー乗り場やビーチに放置されたゴミは、住民が回収し船で運び、そして焼却処分されるのです。

ゴミ

沖縄の離島のゴミ焼却問題はとても大きな環境問題として、長年取り組まれていることの1つです。1つでも多くのゴミを持ち帰り、沖縄本島・宮古島・石垣島などの大きな島のゴミ箱へ捨てましょう。

離島の売店はコンビニではなく、住民のための商店

小さな離島にコンビニはなく、共同商店といって住民が必要なものを買うために共同で出資して経営している商店です。おじいやおばあの憩いの場でもある商店では、住民が生活に必要なものを買うためにあります。 飲み物や食べ物はなるべく、フェリーに乗る前に購入しましょう。また商店に入って会話を楽しんだら、商品を買うことも1つの礼儀です。そこで生活している人たちがいることを忘れないようにしましょう。

今回の備瀬のワルミについても、立ち入り禁止になったのは仕方ないという人がたくさんいました。沖縄はとてもキレイでステキな場所ですが、本州と変わらず仕事をして家に帰るように、そこで生活している人たちがいます。最低限のマナーを守って、観光に来た人も地元の方も気持ちよく過ごせるように楽しみましょう!