
今帰仁村の古宇利島と名護市の屋我地島を結ぶ約2キロにもなる古宇利大橋。2005年に開通し、無料で渡れる橋としては日本で2番目に長い橋になります。橋の両側にはエメラルドグリーンの海が広がっており、その景色はまるで海の上を走っているかのような気分にさせてくれます。
古宇利島は車で1周10分の小さな島
古宇利島はハウステンボス2つ分の小さな島で、那覇空港からは高速道路を使用しておよそ1時間30分ほどで着きます。
バスも出ていますが、なるべくレンタカーを借りてドライブしながら行くことをおすすめします。晴れた日にオープンカーに乗ったら思わず叫びたくなるような景色の連続です。沖縄旅行では台風が悩みの種ですが、本州でいう秋ごろが比較的安定しています。

恋の島のハートロックを見に行こう!
古宇利島の北に位置する場所にティーヌ浜はあります。そこにはハートロックと呼ばれるハート型の岩があり、古宇利島が恋の島と呼ばれる所以にもなっています。ティーヌ浜はライフセーバーも常駐しておらず、こじんまりとしたビーチなので写真撮影や景色を楽しむために向いているビーチです。

海水浴を楽しみたい方は古宇利大橋を渡って古宇利島についてすぐに左右に広がる、古宇利ビーチがおすすめです。遠浅のビーチのため海水浴にはもってこいで、小さなお子様も安心して遊ばせることが出来ます。また夜には満点の星空を見ることも出来るので、デートスポットとしてもおすすめです。
知らないと大変!古宇利島にはいくつかのルールがあります!
橋が架かったことで観光客が増えた古宇利島。
とても小さな島ですが無人島ではないため、そこで暮らしている人々がいることを忘れてはいけません。古宇利島の中央部は島民の居住区域のため、レンタカーでの立ち入りは認められていません。車で島内を観光する場合には、なるべく島の外側(周回道路)を走るように心掛けましょう。
またビーチへの狭い道路に路上駐車する観光客が増えていますが、農作業機で通る方々が大変迷惑しています。少し歩く場合でも必ず、有料駐車場に車を停めてください。

ビーチでダイビングも出来ちゃいます
古宇利島には3つのビーチがあり、トケイ浜というビーチは岩がゴロゴロとしていて海水浴には適さないものの、岩場に隠れる熱帯魚やカニを見つけることが出来ます。
また古宇利島の北側にはミドリイシサンゴや琉球キッカサンゴ・ソフトコーラルの群生があり、本島周辺では最後のサンゴの群生ではないかと噂されています。西側にはクレバスや絶壁・プチ洞窟など地形の面白いポイントが多く、「ニモ」で有名なクマノミやブダイ、グルクン(たかさご)やハリセンボンなど色々な種類の魚を見ることが出来ます。初心者から上級者までダイビングを思う存分楽しめるポイントになっています。
また日本にいる全種類のクマノミを見ることも出来るので、お子様も楽しめると思います。
クリアカヤックといってスケルトンで出来ているカヤックに乗ることも出来ます。底が見えるので沖に出て魚たちをより多く見ることが出来ます。SNS映えすること間違いなし!

自然と暮らしを大切に守る古宇利島。その雰囲気を感じてみてください。
沖縄にはたくさんの離島があり、その多くは観光スポットとして日々県外から人がやってきます。それは嬉しい反面、複雑な思いを抱く地元の方がいるのも現実です。
南の島にやってきて心が浮かれるのも無理はありませんが、そこは地元の方の目線に立ってマナーを守りながら全力で古宇利島を楽しんでみてください。透明度バツグンの海に、カラフルな熱帯魚の群れ、オシャレなカフェと最高のロケーションがあなたの心を癒してくれるでしょう。