沖縄情報局

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沖縄の美味しい秋の島野菜ご紹介

沖縄の豊かな自然の恵みを受けて育った野菜や果物が秋はたくさん収穫されます。本州では見られない亜熱帯ならではの野菜や果物にはどんなものがあるのでしょうか。秋が旬の沖縄県産の食材のご紹介です。

カンダバー

台風の影響を受けやすい沖縄は毎年甚大な作物の被害を受けていました。作物が取れなくなったことで飢饉が発生することもありました。そんな時島の人々を救ったのがカンダバーだったのです。

カンダバーとは、イモの葉っぱのことで、沖縄では昔から食されてきた島やさいのひとつで成長が速い上に育てやすいのが特徴です。ハートの形をした葉は、胃腸の疲れを和らげてくれる食材として沖縄の人たちに重宝されてきました。

さらに栄養価が高いのです。煮込み、炒め物、お菓子まで何でも使えます。カンダバーにマグロの刺身と刻みにんにくを加えて、味噌とすし酢であえれば手軽においしい酢味噌和えの完成です。出汁に豚バラ、ご飯、カンダバーを入れて煮込み、お好みで味噌を入れれば“カンダバージューシー”も。

紅芋

沖縄では紅芋タルトでおなじみの紅芋は秋が旬です。日本へ芋が伝わったのは1605年と言われています。中国と行き来する船の乗組員が中国から持ち帰って栽培し沖縄全島に普及したのが始まりなのだそう。それに交配を繰り返し、「紅芋」が誕生したのです。

現在は、沖縄本島中部の読谷村が一大産地です。ビタミンやミネラル、アントシアニンも多く含まれる島野菜として注目を集めています。

調理法は蒸すのが一番おいしく食べる方法です。加工にも適しているのでスイーツにも使えます。紅芋の鮮やかな色を生かした見ているだけで楽しいスイーツが作られ、お土産として売られています。スイートポテト、クッキー、マカロンなどなんにでもできます。もちろん蒸してそのまま食べてもおいしいですよ。ただし、紅イモは、収穫してから4~5日後が食べ頃です。適度に水分が抜けて甘みが濃縮されるのでおいしさが倍増するそうです。

シカクマメ

本州のスーパーではめったに見かけない不思議な形をした島野菜です。さやの断面が四角で、ひらひらとしたレースのようなヒダがついていることが「シカクマメ」の名前の由来になっています。

やわらかく若いうちに収穫して、インゲンのようにさやごと食べるのが一般的です。ビタミンやミネラルが多く含まれており、根茎の栄養価は大豆の10倍にもなるのだそう。さやだけでなく、葉や花、茎、種子も丸ごと食べることができるのでそのまま天ぷらなどにしてもおいしいですし、さっと炒めてステーキソースや塩コショウの炒め物、好みの野菜やハムと一緒にマヨネーズであえ物にすることもおいしい食べ方です。

また、熟した豆から抽出した成分を利用して美容液が商品化され、注目を集めています。

ナーべーラー

沖縄には面白い不思議な名前がついているものがたくさんありますがこのナーベーラーもその一つです。

ナーベーラーとは食用の沖縄ヘチマを表しています。へちまは普通はタワシにするしかないのでは?と思われるかもしれませんが、沖縄では開花から約二週間たった若い実を食用としているのです。普通のヘチマは繊維が多く食用に向かないのですが、沖縄では繊維の少ない食用品種に改良され、繊維が固くなる前に食べるのです。

オススメの調理法は味噌煮です。ナーベーラーは火を通すと麩やゼリーのような食感に変わり、味噌と絡むことで甘みと食感がおいしいのです。水分がかなり出るので調理の際は水分量の調節がポイントになります。

沖縄には本州にはない食べ方や食材があります。取り寄せてもいいですし、旅行の際に味わうのもいいですね。沖縄の大自然がはぐくんだ島の恵みを体の中に取り入れて健康になりましょう。