
毎年この時期は「燃えてしまいそう…」なくらい暑い沖縄県ですが、今年は例年にも増して暑いような気がします。雨もほとんど降らず、大型台風は来る気配もありません。そこで色々と調べてみると暑い原因が分かりました。
今年の沖縄は雨がほとんど降っていない!
沖縄県民としては「でしょうね!」と言いたいところですが、実際ほとんど雨が降っていません。
5月は降水量が315mmで6月は444mmでした。梅雨が終わったといえ、7月は44mmです。6月の10分の1ほどしか雨が降っていません。8月に至っては現時点で37mm…ほとんどどころではなく、スコールの数字ではないでしょうか。

本州では40℃近い気温を記録することもありますが、沖縄の平均気温は32℃ほど。今年の沖縄の平均気温は33℃~34℃、例年より1~2℃高く、雨よ!降ってくれ!と言いたくなってしまいます。
大きな台風もまだ来ておらず、雨もほとんど降っていない沖縄ですが、ダムの貯水率は多いと云われています。5月6月と平均を上回る量の雨が降ったため、7月8月は雨も全力を出し切ってお休みしているのかもしれません。
今年は沖縄でも熱中症で倒れる人が増えている!?
日本の中でも温暖な気候で暑さには慣れている沖縄県民ですが、今年は熱中症で倒れる人が増えています。他の場所と違い、段違いに湿度が高い沖縄県。90%を超す日も珍しくなく、肌にまとわりつくような暑さは体力も水分も奪っていきます。

ジメっとした暑さは頭をクラクラとさせ、気付いたときには手遅れ…という場合もあります。熱中症は時にいのちを落とすこともあるほど、怖いものです。
旅行に来ればテンションが上がりちょっとしたことには気付かなくなりますが、体が資本の楽しい旅です。沖縄県民ですら具合を悪くする暑さですから、熱中症の症状が現れたら水分と塩分を補給して横になり休みましょう。
熱中症の症状- 口の中がすごく渇く
- めまいや立ちくらみがする
- 生あくびを何度もしてしまう
- 頭が痛い
- 吐き気がしたり、実際に吐いてしまう
- 手足が震える
- 体がだるい
- まっすぐに歩けない、ふらふらする
- 汗がドバーっと出たり、突然でなくなったりする
- 意識がない、又はもうろうとする
他にも、視界が狭くなり明るい場所なのに暗くなったり、涼しい場所にいるのにいつまでも体が冷えないのも危険な信号です。
沖縄旅行には絶対に持ってきて!熱中症対策グッズ!
この時期の沖縄旅行には軽装の方も増えると思いますが、しっかり対策しておかないと痛い目に遭ってしまいます。
そこでおすすめしたい熱中症対策グッズをご紹介します。
- 帽子
- これはもう絶対に!持ってきてください。日本人の髪の毛は真っ黒なので、日光を吸収しやすいです。直射日光にさらされた髪の毛は痛みますし、何より体の中で1番太陽に近い頭が熱を持ってしまっては熱中症になる確率がグンと上がります。麦わら帽子でもキャップでも「頭を保護できるもの」をもって沖縄旅行をしましょう。
- サングラス
- 沖縄の人はオシャレ目的ではなく、目を保護するためにサングラスをしています。目からも紫外線を吸収するので、直射日光は視力を下げ目を傷つけてしまいます。真っ白の砂浜のビーチや、コンクリートを直視していると目がおかしくなりそうなほど、太陽が強いです。紫外線カットのサングラスも販売されているので、ぜひ持ってきましょう。
- 日傘
- 沖縄には屋外施設も多く、旅の日程によっては1日中外にいる人もいるかもしれません。日焼けでシミを作りたくないのはもちろんですが、日陰を作って自分を守るためにも使えるものです。更に最近は雨の日でも使える兼用タイプが販売されているので、突然のスコールにも対応できます。
- 飲み物
- 1日2リットルを意識的に飲むと良いといわれていますが、飲み物がそばにある状態を常に作っておくことをおすすめします。離島や本島の北部ではすぐに飲み物を買えない場所もあります。

サーモ機能のある水筒に冷たい飲み物を入れ替えるのもおすすめですし、ペットボトルケースを持ってくれば冷たい状態で飲むことができます。汗で出た以上の水分が奪われているので、水分補給をすることを意識的に心掛けましょう。
暑い暑い沖縄で、楽しく安全に過ごそう!
熱中症には年齢は関係ありません。むしろ「暑いから動かない」高齢者よりも、「若いから大丈夫」と思っている若い人たちの方が危険なのです。
9月も7月・8月同様に暑いでしょうから、これから旅行に来る人も熱中症には十分に気を付けて楽しい沖縄旅行にしてください!