沖縄情報局

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よく聞く沖縄の「辺野古」と「普天間」の問題ってなに?

辺野古

沖縄をよく知らない人でもニュースや新聞などで「基地問題」を聞いたことは、あるのではないでしょうか?難しい言葉がたくさん出てくるニュースなどでは分かりづらい方もいるかもしれませんので、今回は簡単に分かりやすく基地問題をまとめてみました。

※ここでは政治的な内容・移設に関しての是非を話すことはありません。あくまでも普天間基地移設問題を、分かりやすくお伝えいたします。その中で政治的な話が出ることもあるかもしれませんが、だからどちらにするべきというお話しではありません。

沖縄旅行をしたことのない人も「辺野古」と「普天間」という沖縄の地名は聞いたことがあるのではないでしょうか?

沖縄には米軍の陸・空・海・海兵隊の基地があり、普天間基地は海兵隊の航空基地です。辺野古への移設はなんと20年前から話し合われてきました。決まったかと思えば中止になり、また再開したかと思ったらストップが掛かったりと、20年間そんな感じのことを続けています。

そんなグダグダならいっそやめたらいいのに・・・そう感じる人もいるでしょう。でも20年も話し合うのには理由があります。普天間基地を移設しなくてはいけないのは、なぜでしょうか?

  • 住宅街のど真ん中にあり「世界一危険な基地」と云われている
  • 事故の危険性があり、以前には大学の校舎ににぶつかり墜落した事故が起きた。
  • 飛行場は市街地にあるため、騒音が問題になっている。
普天間基地

普天間基地は宜野湾市のど真ん中にあり、宜野湾市は普天間基地を囲むようにあります。家の真裏が基地という人もいて、航空機の音は昼夜を問わずに鳴り響いています。そこに住む日本人側がヒヤヒヤなのは当たり前ですが、背の高い木や電柱も普通にある住宅街を抜けて基地に着陸するのは米軍側もヒヤヒヤなのです。

そこで両者のために「辺野古」という選択肢が出てきました。

辺野古にはすでに「キャンプシュワブ」という米軍基地があります。普天間基地を移設するとなると、このキャンプシュワブに航空機の滑走路をプラスするという形になります。

そこで問題なのが、滑走路の場所。海の上なんです。

辺野古

沖縄には絶滅危惧種であるジュゴンがいます。そのジュゴンの住処を奪ってしまうのではないかという危惧もありますし、サンゴなどの海の生き物は埋め立てで潮の流れが変わることにとても敏感です。これは離島と離島の間に橋を架けるまで、時間が掛かってしまうのと同じ理由です。

でもメリットもたくさんあります。まず海上にあるので、離陸時も着陸時も墜落して住宅街が被害を受けることはなくなります。大学の校舎にぶつかる危険性もほぼゼロになるでしょう。航空機の音は大きく、内臓に響きます。騒音問題に関しては避けられないものです。

どちらを取るか?という問題で、およそ20年もの間、話し合いが続けられているのです。

そもそもなぜ普天間基地を移設しようという話になったかというと、1995年に起こった「米兵少女暴行事件」がきっかけでした。

翌年1996年には、当時の首相である橋本龍太郎首相とビルクリントンアメリカ合衆国大統領が「普天間は返還して、名護の海上に移設する」ということで話がまとまりました。

普天間基地

ここまではたった1年で話が進むほどとんとん拍子でしたが、ここから先が現在に至るまで話し合いを続けている状態なのです。日本の首相も20年間で何度も変わりましたし、アメリカ合衆国大統領も同じです。移設先の名護市長も変われば、沖縄県県長も変わりました。その度に話がコロコロと二転三転し、現在に至ります。

普天間基地の周りには、元々住宅街はほとんどありませんでした。基地を作った後に、ちょっとずつ住む人が増えて現在のように「世界一危険な基地」と呼ばれるようになったのです。

何が良くて何が悪いのか、それは安易に言えることではありませんが、両国が、沖縄の人と米兵が、みんなが幸せな選択肢を見つけられたらハッピーではないでしょうか。