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沖縄で不発弾がよく見つかるのはなぜ?2500トンも眠っている?

August 20, 2017

「不発弾」という言葉は、聞いたことのある人も多いのではないでしょうか?沖縄では昨年だけでおよそ27トンもの不発弾が処理されました。全体での数字は2500トン以上とも言われており、平和について考える良いきっかけになるかもしれません。

不発弾

つい先日は終戦記念日で、平和と戦争について考えた人も多いのではないでしょうか。現在生きている人たちの多くが、戦争のない時代に生まれ育っていますが、戦争の痕跡は色々な形で私たちの近くに残されています。

その1つに不発弾というものがあり、発射されたのに、空から落とされたのに、発弾しなかったもの。または使う予定のミサイルがそのまま残されて地中に埋まってしまったもの、のことを云います。

そのままにしておいても問題ないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、いつ・どのタイミングで・何がきっかけで、爆発するか分からないため、見つけては取り除くという作業を「無くなるまで」繰り返さなければいけないのです。

不発弾

そんな不発弾、第二次世界大戦の日本で唯一地上戦のあった沖縄ではたくさん見つかっています。憶測ではありますが、その数はおおよそ2500トンとも言われており、昨年処理した数は27トン。600件以上にもなりました。

一昨年よりも6トンも多かったのですが、その一因に、石垣島の石垣空港跡地に県立八重山病院を新設することがあります。

旧石垣空港跡地は、第二次世界大戦の際に旧日本軍の飛行場として使われていました。その名残でたくさんの不発弾が見つかっており、病院を作るにあたり、3.6トンもの不発弾が処理されました。

その他にも激戦地だった糸満市や八重瀬町などでも、約5トン以上の不発弾が処理されています。

不発弾は「探そうと思って見つかるとき」と「普通に工事していたら見つけたとき」の2つのパターンがあります。実は後者である「普通に工事していたら見つける」パターンの方が圧倒的に多く、99%が後者のパターンに当てはまると言われています。

業者さんもびっくりですが、家を建てる際や民間の商業施設を建築する際に見つかった不発弾は、昨年だけで17トン以上にもなります。

空地

「そんなにあっちこっちにあって、生活に支障はないの?」と思う方も当然いるでしょう。これから移住してくる方や、現在沖縄に住んでいる方にとっては他人事ではありません。

結論から言うと「発見された不発弾を処理する場合、多くが民間人に影響はありません」。見つかっていないものが爆発してしまう可能性はとても低く、むやみやたらに刺激を与えなければ普段の生活においては「知らぬが仏」で特に影響はありません。

工事の際に見つかるということは、基礎を作る以前の段階です。処理当日「周囲数キロ」に避難命令が出ますが、そこはやはりプロなので、爆発して吹き飛ばされる可能性はとてもとても低いのです。

この不発弾、沖縄だけにあるものではありません。私が東京に住んでいた頃は何度も「近辺にて不発弾処理が行われるため、何時から何時までは立ち入り禁止、又は避難してください」という放送をよく聞きました。 それでもその日も普通に学校や仕事へ行きましたし、気付いたときには不発弾処理は終わっていました。

子育て

これから先、日本中で何十年という膨大な時間をかけて、不発弾処理が行われます。1番は、もう2度と戦争を招かないこと。これに尽きます。

昨今、物騒な話題が多く飛び交い、北朝鮮のミサイル発射問題は日本にとって無視できないことです。ですが、売り言葉に買い言葉ではいつになっても平和は訪れず、悲惨な経験をした日本だからこそ出来る解決策が、きっとどこかにあるはずです。

特に不安がる必要もありませんが、これからについて考える良いきっかけになるのではないでしょうか?沖縄や日本を問わずに、戦争を経験してきた方はたくさんいらっしゃいます。そういう方たちに当時のお話しを聞いたりして、平和について話し合ってみてください。