
日本では「あかさたな」の50音が車のナンバープレートに使用されていますが、沖縄にはアルファベットのナンバーが存在します。これは米軍車両のナンバーなのですが、事故を起こすと本当に大変なことになります。今回はそんなアルファベットナンバーについてご紹介します。
沖縄にあるアルファベットナンバーは、いったいなに?
沖縄には「E」「H」「K」「M」「T」「Y」「よ」「A」「B」のナンバーが存在します。このナンバーは米軍車両ナンバーで、「Y」ナンバーを1番見かけます。
「Y」ナンバーは日本国内で購入した米軍さんの私用車。通勤や外出時に使われ、「Y」ナンバーの車が停まっていると、ここは米軍さんのお家と知ることが出来ます。
「E」ナンバーは国外から持ち込まれた米軍さんの私用車。車をはるばる日本に持ってこれるのは、米軍さんの中でも限られた人たちだけなのであまり見かけません。
「A」ナンバーは日本国内で購入した米軍さんの私用車なのですが、軽自動車・125ccを超えるバイクに割り当てられるナンバーです。
「B」ナンバーは125cc以下のバイクに割り当てられます。
その他のナンバーは滅多に見かけることがなく、地元の方でもほとんど目にしません。時々軍用車が公道を走っていますが、よく見ると軍用車にはその他のナンバーが割り当てられているのかもしれません。
なぜ沖縄のアルファベットナンバーに注意するの?
沖縄に移住するとき、または沖縄に観光に来たとき「アルファベットナンバーには気を付けて」とよく言われます。米軍基地が身近にあった方は分かるかと思いますが、多くの人はアルファベットナンバーを見るのも初めてですよね。
アルファベットナンバー以外は普通車で、その辺を走っている車と何ら変わりません。ではなぜ気を付けなければいけないかというと、アルファベットナンバーと事故を起こすととーっても面倒なのです。

日本人と日本人が事故を起こしたとき、やり取りするのは日本の保険会社同士ですよね。でもアルファベットナンバーと事故を起こすと、日本の保険会社とアメリカの保険会社がやり取りをすることになります。
また保険会社だけでなく、アメリカの警察も介入することになるので、日本の法律が適用されない場合があります。日本人同士であれば…と泣き寝入りする人も稀にいるので、事故には十分気を付けてください。
沖縄の運転はかなり荒い…交通ルールを守りましょう!
日本とは比べ物にならないほど広い土地を走ってきた米軍さんは、スピードも出しますし「えぇ…」という運転も多々します。ですがこれ、米軍さんに限った話ではありません。
沖縄にはモノレールが走っていますが、那覇市内の限られた場所だけで、主な移動手段は公共バスか自働車・バイクになります。
一家に1台ではなく1人1台ともいえるほどの車社会なので、そもそも通行人があまりいません。炎天下の中歩くのは熱中症になることを意味するので、元気溢れる学生以外のほとんどが歩いて5分のコンビニすら車で行きます。

となると「歩行者優先」という交通ルールがありますが、ほとんどの人はこれを無視しています。無視というより出くわす頻度が少ないので仕方ないのかもしれませんが、住宅街などの細い道でも一時停止する車は少ないのです。
歩いて出掛ける際には、車が完全に停止したのを確認してから道を渡ったり、先へ行くことを強くおすすめします。行っていいのかな?くらいで進むと、轢かれかねません。
また沖縄の人は「のんびりしている」イメージがあると思いますが、車の運転だけはそうでもありません。沖縄本島にはいくつか主要道路がありますが、いつでも大混雑です。夏休みに入ると、平日土日問わずに渋滞が起こります。
そうなると我先にとみんながスピードを出すので、煽られても決してスピードを出さずに法定速度を守って安全に運転してください。
沖縄に来たら安全第一の運転を!
これからの季節は観光客が増えると共に、レンタカーも増えます。沖縄にはリゾート関連の仕事をしている人が多いので、朝晩は特に大渋滞が起きます。道が分からなかったり場所を調べたいときは、のろのろと運転するのは危険なので一旦路肩に停めてゆっくり調べましょう。

また沖縄の主要道路にはバスレーンがいくつもあります。やった!空いてる!と思ってバスレーンを走ると、検問中の警察官に罰金を取られることもあります。観光客だからといって容赦しません。
アルファベットナンバーや交通ルールなど、気を付けなければいけないことはたくさんありますが、楽しい時間を過ごすために快適なドライブを心掛けましょう!