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沖縄の離島の変わった食べ物&変わった食べ方!

沖縄料理

沖縄の離島には独特の文化や風習がありますが、食べ物や食べ方も本州の人からすると「え?!」と思うようなものが多いのです。びっくり&仰天の連続ですが、それもまた離島の良さであり、理由があってのこと。そんな離島の食べ物をご紹介します!

中国や東南アジアの国々では犬や猫を食べると聞いたことがある人もいるかと思います。昔は沖縄本島でも犬猫を食べていたようですが、今ではそのような文化は残っておりませんが、沖縄の離島の一部地域では滋養強壮として妊婦さんや病気になった人の為に作られ、今でも食べられている地域があります。

犬

離島出身のある人の話では、ある日学校から帰ってきたら愛犬がおらずその日の夜ご飯は鍋でした。これはなに鍋なの?と聞くと、犬鍋と言われそれが愛犬であったことから両親と大ゲンカしたとか…。

ネコ

今は動物愛護の精神が強く残酷なことのように聞こえますが、昔から愛玩犬と食用犬は分けて存在してきました。猫も同様です。数少ない土地や海からしか食料を得ることが出来なかった離島では、犬や猫も大切な食べ物だったのです。

沖縄では市場に行くとヤシガニが売られています。本島の市場で見かけるヤシガニのほとんどが養殖ですが、北部や離島に行くとヤシガニをたくさん見ることが出来ます。

ヤシガニ

そんなヤシガニ、大きさから少し不気味にも思えますが、ヤシガニのスープは絶品!高級食材である伊勢海老に負けず劣らず、ヤシガニもまた沖縄県では高級食材なのでとっても美味しいそうです。

市場で購入するヤシガニは3000円~5000円ほど。大きければ大きいほど高額なので、頻繁に食べれるような値段ではありません。ヤシガニのハサミは人の指を切り落とすほどなので、捕まえる際には十分に気を付けてくださいね。

沖縄には多数のウミガメが存在し、その可愛らしい姿に癒されている人も多いでしょう。ウミガメは古くから海の遣い・海の神様・海の精霊などと云われ、大切にされてきました。ウミガメは全種類、絶滅危惧種に指定されています。そのことから最近では保護活動も様々な場所で行われるようになり、今後も沖縄の海で優雅に泳ぐ姿を見せてほしいものです。

ウミガメ

そんなウミガメですが、沖縄の離島では神様なのに食べる文化があります。ウミガメ漁は現在でも沖縄や小笠原諸島では伝統的に残っている文化であり、絶滅危惧種を食べたからと云って罪に問われるわけではありません。

道徳的には…と思う方もいるかもしれませんが、本州のように農業も漁業も家畜業もなんでも自由に行えるわけではない多くの離島では、海から食料を得ることは生きていくために必要なことでもあるのです。

ウミガメ

そんなウミガメ漁ですが、ウミガメはその名の通り海の生き物なので海では時速20キロほどで泳ぎます。人間の泳ぐスピードが時速6キロほどと云われているので、到底追い付けません。じゃあ陸に上がったときに捕まえようと考えるかもしれませんが、陸に上がったウミガメを捕まえるのは法律で禁止されています。

日本ではウミガメ漁を行う人、捕獲量、捕獲時期や捕獲する個体のサイズ等が細かく決まっており、その規定の中でしかウミガメ漁を行うことは出来ないのです。絶滅危惧種に指定されているのだから、好きなだけ取っていい!というわけにはいかないんですね。

現在ではウミガメを専門的に漁業している方は、日本全体で数えるほどもいないとか…。ウミガメより先にウミガメ漁の方が絶滅してしまいそうです。

タカ科に属するサシバという鳥は沖縄県の伊良部島や鹿児島県、愛知県などに飛来する鳥で、国際保護鳥と絶滅危惧種に指定されています。1960年代までは子どもたちが捕まえてペットとして飼ったり、自然の恵みとして食べることもありました。その味は何にも例えられないほどの美味しさで、病み付きになること間違いなし!だったそうです。

サシバ

ですが、1972年に沖縄が日本に返還された際にサシバは保護鳥として登録され、捕獲は禁止になりました。今現在でもサシバを守るために伊良部島では飛来時期になると、野鳥の会の方たちがパトロールをしてサシバを守っています。

今回ご紹介した中で現在も頻繁に食べられているのはヤシガニ、稀に食べるのが犬猫です。観光で行って食べられることはほとんどないかもしれませんが、食を通してその島を知ることが出来たりもします。様々な意見や思いがあるかと思いますが、これも立派な離島の文化であり風習です。

そこから更に離島を知ることも出来るので、ぜひ機会があれば地元の方にお話を聞いてみてください。