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沖縄は地震がない?地震の備えは必要?

津波

近年日本は大きな地震災害に見舞われることが多く、緊急時に備えて準備をすることは国を挙げて勧められています。プレートの境目にあるのが日本ですが、沖縄での大きな地震はあまり耳にしませんよね。そこで沖縄での地震の歴史や、今後の備えについて紹介します!

ここ最近、大きな地震があったのは東北や九州ですが、沖縄に地震のイメージはあまりありません。ところが過去には、マグニチュード9.5の大きな地震が沖縄で発生しています。

このマグニチュード9.5の地震は震源地こそ沖縄ではありませんが(チリ沖での発生です。)沖縄での死者は3名、全壊が28軒、床上浸水が602軒と大きな被害を与えました。このように他国沖での地震が沖縄へ被害を及ぼすことも多く、特に離島などの小さな島は大きな被害を受けやすいのです。

波

沖縄が震源地である地震で1番被害が大きかったのは、1771年に起こったマグニチュード7.4〜8.5の地震で八重山諸島と宮古諸島で12,000人もの人が犠牲になりました。

この地震で発生した津波は石垣島で85m以上を観測されており、日本の歴史上で1番規模の大きい津波です。東日本大地震の時の津波が波高10m以上、最大遡上高40.1mなので、その倍以上ということになります。

石垣島には津波の爪痕である「津波岩」があちこちにあります。この津波岩は1771年に起こった大津波で、海岸よりもずっと内陸の高台に打ち上げられた岩のことを云います。高さ7〜8mで重さは700t以上、とても人力では運べないほど大きな岩がたった1度の津波で打ち上げられました。

 大浜の津波石
石垣島大浜の津波大石(つなみうふいし)(石垣市)

1771年の津波で打ち上げられたのではなく、様々な調査を経て今から2000年以上前の津波で打ち上げられたのではないかと云われています。真相は分かりませんが、どちらにしろ大津波によって内陸に打ち上げられたことは変わりません。

沖縄が辿ってきた歴史の中に、そんな一コマもあったと知ることが大切です。

そんな中で沖縄本島に津波がやってきたら、安全な場所はどこなのか。万が一に備えて、どこへ逃げればいいのかを知っておくことはとても重要です。

参考として、那覇空港は海抜5mです。仮に那覇市に5m級の津波が来たら1,000人以上の人が犠牲になると予測されています。海沿いの街は海抜が比較的低く、大津波が来た場合には飲み込まれてしまう確率が高いです。

地震

沖縄本島の中でも高台に位置しているのは那覇市であれば首里城近辺、その他は「浦添市」と「宜野湾市」です。その中でも特に高台に位置しているのが、色々と報道されている「普天間基地」です。

もしも災害にあった場合は、他県や他国がヘリコプターや飛行機を使って救助に来てくれますが、報道通り辺野古へ移転したり国外へ移転することがあれば、最も安全な場所にある普天間基地の滑走路は無くなってしまいます。そういう事情を考慮すると、せめて滑走路だけでも…という気持ちも理解出来ます。

そんな普天間基地は海抜70mです。過去同様、80m以上の津波が来れば沖縄本島は丸ごと津波に飲まれてしまいますが、1番の高台は普天間基地であると覚えておくのがいいです。

過去、天候の悪化で那覇空港に着陸出来ずにいた3機の飛行機が燃料切れを起こし、緊急着陸として嘉手納基地に着陸したことがあります。嘉手納基地で燃料を補給し、天候の回復を待って那覇空港へ再出発しました。

沖縄から米軍基地を無くそうとする運動も盛んに行われていますが、このように突然の災害時に助けてもらうこともたくさんあります。普天間基地が本島の1番高い場所に作られたのも、意味があるのです。

その時が来なければ有り難みは分からないかもしれませんが、そういう意味もあったんだと知っておくことも1つの備えになります。

地震のイメージがない沖縄県ですが、いつ何が起こるかは誰にも分からないので絶対に安全とは言えません。

最近はホームセンターやネット通販で地震対策グッズがたくさん売られているので、そういった備えをしつつ、有事に備えて地震に対する知識を蓄えておきましょう!

ちなみにですが、東日本大地震のときはバーベキューグッズやテント、寝袋などがとても役に立ったと云われています。万が一に備えて、楽しく安全に沖縄で暮らしていきましょう!