沖縄情報局

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沖縄のサンゴがどんどん白化している問題について

近年よくニュースになっていますが、今沖縄県にある9割のサンゴが白化しています。サンゴが白化するというのは、色を失いビーチに打ち付けられたいるような状態に脆くなるということです。地球温暖化が原因ではないかと云われていますが、理由は諸説あるようです。

世界には800種類ほどのサンゴがあると云われていますが、沖縄にはそのうち200種類が生息しており、世界的に見てもサンゴが多い場所だと云われています。なぜサンゴの問題が取り沙汰されているかというと、サンゴは酸素を作り出し海にとっても地球にとってもとても大切なサイクルを担っているからです。

そんなサンゴですが、植物ではなく動物だということを知っていますか?でも酸素を作り出す「植物的な」働きもします。とっても神秘的な生き物なんです。

珊瑚

沖縄県の石垣島と西表島の間に広がるように「石西礁湖」と呼ばれる国内最大級のサンゴ礁があります。そのサンゴ礁の半分以上が死滅し、97%が白化したと環境省那覇自然環境事務所が5月9日に発表しました。動物の半分以上が死滅、と考えると異常事態であることがよく分かります。

サンゴが死滅・白化する主な原因は、エルニーニョ現象や地球温暖化で海水の上昇が続いたことにあります。サンゴにとっての適温は25℃から28℃と云われており、30℃以上が続くとサンゴの白化が始まってしまいます。

珊瑚

またサンゴはストレスを受けることで死滅したり白化したりしますが、そのストレスの原因は淡水や土砂の流入、また日差しが強過ぎてもストレスになります。キレイで人を癒す力のあるサンゴですが、実はとてもナイーブでサンゴがサンゴ礁を形成するためにも様々な条件が整わないと出来ないのです。

1度死滅・白化したサンゴを元気な状態に戻すことは簡単ではありません。宮古島と伊良部島を繋ぐ「伊良部大橋」の建設の際にも、橋を建設することで潮の流れが変わったり、土台部分を海に直接建設することがストレスになったりと、サンゴや海の生態系に影響があると長いこと話し合いが続けられてきました。同じような意味合いで、米軍の辺野古移設問題を反対している方もいらっしゃいます。

珊瑚

沖縄の海水はここ100年で0.7℃から1.1℃上昇していると云われています。サンゴは1度白化してまた元気を取り戻すと、以前の状態よりもストレスや海水温に強くなっていると云われていますが、サンゴ自身の力に頼ってばかりいるといつか全てのサンゴが死んでしまうことになります。

私たちがサンゴのために出来ることは「車に乗る時間を減らし、健康のためにもたくさん歩くこと」です。やはり地球温暖化に直接結びつく車の排気ガスは、なるべく減らしていかなければいけません。沖縄県は車社会であることから、ウォーキングやサイクリングを自治体が推奨していますが、それは自分の健康のためでもあり大切な自然を守るためでもあります。

珊瑚

また沖縄のお店にはサンゴ募金が設置されています。沖縄県内にお店を持つ35コーヒー(サンゴコーヒー)というコーヒー屋さんは、売り上げの3.5%を使いベビーサンゴを移植する活動をしています。また死滅したサンゴを200度以上まで温めて、コーヒー豆を焙煎しています。

沖縄のサンゴは例え死滅したサンゴであっても県外へ持ち出すことが禁止されています。沖縄でしか飲めないサンゴコーヒーを飲んで、美味しい+サンゴのために協力しましょう!

海カフェ

沖縄のサンゴは10年前に比べて、わずか10分の1に減ってしまいました。世界中のダイバーに愛されている沖縄のサンゴ礁も、このままではいつか無くなってしまいます。

珊瑚礁

ゴミを減らしたり、ポイ捨てをしない。たくさん歩くなど、日常生活の中でも出来ることはたくさんあります。ステキな沖縄の自然をみんなで守っていきましょう!