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沖縄の魚介消費量がワーストワンだって知ってた?

魚

沖縄はアグーなどのお肉のイメージがありますが、意外とお魚の宝庫です。なのに沖縄県は魚介消費量がワーストワンで平均の半分以下と全然魚を食べません。魚は食べないけど日本で1番の長寿県…不思議がいっぱいですが、今回はそんな沖縄の一面をご紹介します!

沖縄には釣りを趣味にしている方がたくさんいます。亜熱帯特有の熱帯魚から、マグロ、カジキ、イカなど、種類も豊富で透明度の高い海は海面からでも魚を確認出来るほどです。またマングローブが鬱蒼と生い茂る場所には、カニなども住んでおり、一見すると漁獲量は多いように感じます。

魚

ですが、平成25年度の農林水産省の発表では、沖縄県の海面漁獲量は15,294tと日本全体のわずか0.7%しかありません。そのうち6割をマグロ(8,746t)が占め、続いてイカ(2,207t)、カジキ(1,092t)となります。ところが面白いのは、マグロだけで見ると全国で第3位の漁獲量になります。

ではなぜ、日本全体の0.7%ほどの漁獲量なのかというと、沖縄では日本の漁業で一般的なまき網漁法(網を海に撒いて魚を集める方法)や底網漁法(海の底に網を沈め、一気に引き揚げることで魚を集める方法)を用いておらず、延縄漁法(1本の幹となる縄に枝縄を付けて海に投げる)やカジキ釣りで有名な1本釣りが主な漁法とされています。

よく言えば昔ながらの漁法ですが、悪く言えば効率が悪いんですね。ただ、わざわざ効率の悪い漁法を今なお続けるのには「ウミンチュ」らしい理由がありました。

沖縄は自然や祖先を物凄く大切にします。年長者を労わり、自然に感謝しながら暮らしています。お金儲けのために「必要以上」に魚を獲るなんてのはもってのほかで、そんな事をしたら海の神様が怒ると信じています。

水中

なので、漁獲量が日本全体の0.7%だとしても「生活していけるのだから、これで十分」なわけです。その点については、私たちが見習わなくてはいけないなと感じます。たくさん獲ればいいものではありませんし、魚たちも無限に生息しているわけではありません。

必要以上のものは獲らない、必要な時のために守っていかなければいけない。この考え方は日本だけでなく、多くの先進国が見習っていきたい考え方です。

健康に長生きするためには肉よりも魚を、魚よりも野菜を、何よりもバランスを大切にすることが秘訣だとされてきました。沖縄県は日本で長寿県として有名ですが、確かに沖縄には足腰も元気でゆんたく(おしゃべり)も達者なおじいやおばあがたくさんいます。

もずく

ではお魚をほとんど食べない沖縄県がなぜ長寿県のなのかというと、その秘訣は「海藻」にありました。平成26年度の海藻の収穫量は19,305tと、沖縄県の海面漁獲・養殖業の中で1番の収穫量を誇っています。

沖縄では味噌汁にももずくを入れますし、暑い夏に酢を入れて食べるもずくは最高に美味しいです。そんなもずくが長寿にとっても役に立つようでアメリカンなジャンクフードも多い沖縄県ですが、今なお日本1の長寿県として健康に暮らしています。

沖縄には沖縄でしか獲れない熱帯魚がたくさんいます。味は淡白な白身魚でなので、沖縄料理の多くは味付けが濃いことから魚はあまり好まれない傾向にあったのではと云われています。味噌汁に入れたり煮物にしたりには向いているものの、魚自体の味があまりないので焼き魚には向きません。

ただマグロはたくさん獲れるので沖縄のスーパーでは安く買うことが出来て、天ぷらやから揚げにして食べます。お肉が多い沖縄料理ですが、美味しいお魚もたくさんあるので沖縄でしか食べれない魚をたくさん食べましょう!