沖縄情報局

沖縄の観光・移住・生活情報をお届け

沖縄のシーミーってなに?お墓が大きいって本当?

お墓

沖縄には毎年4月に「シーミー」という大切な行事があります。先祖を大切にする沖縄ならではの行事で、簡単にいうとお盆のようなものです。さらに沖縄県のお墓は他県とは一味違い、大きく立派なのが特徴的です。今回はそんな沖縄の文化をご紹介致します。

清明祭と書いてシーミーと呼ばれる行事は特に「〇月〇日」と決まった日に行われるわけではありません。毎年新暦では4月の暖かくなってきた頃に行われ、旧暦では3月の清明の節の期間です。

沖縄では複数お墓を所有している場合も多く(本家や分家、その他にもたくさん種類があり辿ると凄い数になることもしばしば…)シーミーに入って最初の土曜日は本家のお墓参りに、次の日の日曜日には分家のお墓参りにという順番が一般的です。

お墓は代々長男が継ぐので、本家の長男を中心に親戚中の人が集まります。

シーミーはお墓の掃除やお供え物の整理、先祖への近況報告をする行事です。昔は三世帯同居も当たり前だった沖縄ですが、今では核家族化も進み、家族や親せきが集まる機会も少なくなってきました。そこでシーミーではお墓の前でピクニックのようなこと!をします。これだけでも少しびっくりですね。

お墓

なかなか話す機会もないので、クワッチーと呼ばれる重箱の中にご飯を詰め込んだものやビール、泡盛を先祖に捧げながらお互いに近況報告をします。その様子は宴会に近く、お墓参りといっても和やかな雰囲気で過ごしている場合が多いようです。

またウチカビという「あの世のお金」を焼き、先祖にお供えするのも沖縄だけの文化です。

沖縄ではびっくりするぐらい大きいお墓を時々見ます。一軒家より大きいものもありますし、もっと大きいと公園サイズにまでなります。形は古墳に似ており、初めて見たときは何なのかよく分からないと思います。

こういったお墓は「亀甲墓」と呼ばれ、方言では「カーミナクーバカ」と言います。琉球王国時代に士族だけに許されたお墓ですが、廃藩置県以後は庶民の間でも急速に普及しました。戦後は火葬の普及と共に、一般的な家形墓へと変わっていきました。

お墓

これがカーミナクーバカですが、昔は士族しか建てられなかったことから「お墓の大きさ=裕福さ」という認識になっています。家や公園よりも大きい土地にお墓を建てられるのですから、裕福であることは間違いありません。

また昔は「自宅敷地内にお墓を建てること」が当たり前だったので、本来のお墓の部分以外にも広いスペースが伴っているのはその名残だと言われています。1つ1つお墓が大きいのは昔の沖縄は「風葬」が一般的だったため、遺体を納めておくためのスペースを確保した結果あのような大きさになったと言われています。

他の地方とは違い、住宅街の中にいきなりボンッとカーミナクーバカが出てくるのも沖縄独特だと思います。

沖縄特有の文化や習慣は中国から来たもの、琉球王国時代の名残り、そして第二次世界大戦の沖縄戦などなど、そのほとんどは歴史と共に今も大切にされています。移住や旅行ではシーミーに参加することはないかもしれませんが、そんな沖縄の一面を知ることで違った沖縄の楽しみ方も出来ます。

桜

また沖縄の面白いところは同じシーミーでも本島・離島で全く異なること。更にその中でも地域ごとに内容が変わったり、お供え物が変わったりと〇〇市〇〇という地域ごとの文化が重要視されています。移住する人は自分がこれから住む場所特有の文化を調べて、その地域のしきたりを知って生活を楽しみましょう!